体育祭?ヨユーヨユー。チョー余裕っしょ。 この俺のビックでアメージングな天才的なトコ見せてやんよ。 | |
まるい ぶんた | |
丸井 ブン太 | |
クラス:3-B | 身長:164cm | 誕生日:4月20日 | 血液型:B型 部活動:テニス部 | 委員会:なし | 赤組 | ペア:新垣瑞 | |
明るく前向きなこの男は人見知りとは無縁で周囲の注目を集めることによってやる気が上昇する為、ムードーメーカ的な存在として場の雰囲気を高める任を自ずと遂行してている様で。時折大胆な行動に出れば周囲からのお咎めには聞く耳なしだ。男女関係なく人懐こい笑みで接する為、友好関係は良好ではあるが、感情が顔に出やすく、思ったことは直ぐに口にするなど、やや自己中心的な面があるため過度な軽薄で無遠慮な態度に怪訝を浮かべる相手も少なからずいるが、臆する事もなく接することが出来るのはメンタルの強さが影響するのか、太い神経なのか。自身の興味がある事に対しては貪欲だ。ポケットには飴やガムの常備を忘れない。 | |
#d70035/カーマイン |
(手馴れた仕草で口元に放ったチューインガムで真ん丸の薄い膜が風船状を作り出しパチンと音を立てて破ける。その一定の仕草を繰り返しながら軽い足取りにて長い廊下を歩く。ふと、視線の先に数人の生徒が立つのを確認すれば、新聞部と刻まれた腕章が目に付いた。)新聞部じゃん。なんか面白いことでもあんの?(声を掛けたのは正にそういう気分だったの、一言に過ぎない。新聞部の一人は「丁度いい所に!」と丸井に迫った。)うっわ!ちょいちょいちょい!なんだよ!ってか、今丁度いいところに!って言ったろ!そんな偶々通りかかった俺をラッキー!って軽い気持ちで捕まえようなんて100年早いんだよ…って、え?インタビュー?なんの?は?なにそれ?なんのホンキ?え?ホンキじゃな くてホンネ?どっちでもいーじゃん!(声を掛けたのは偶々何か面白いことがあるのかと好奇心を持ったからで、新聞部にこんなにも圧をかけて迫られるとは想定外で反抗的な声を挙げたもインタビューの一声で全て収まった。元来、周囲からの注目に羞恥を感じない丸井にとってインタビューを受けるといった注目の浴び方は願ってもない事だった。)仕方ねーな。そこまで言うならこの、俺が!そのインタビューとやらに答えてやろうじゃねーか。(自信に満ちた言動で快諾すれば挨拶よろしく、プーとガムを膨らませた。)
おっし!インタビューと言えばまずは自己紹介だな!(早速始まった自己紹介にやる気を滾らせて投擲された其れに答えようか。)丸井ブン太。シクヨロ!(お決まりの常套句にサービス精神からのウインクをひとつ。「…って、今のシャッターチャンスだろ!ちゃんと撮れてっか?」と野次も忘れない。)…で。なんだっけ?あ、そうそう自己紹介の続きだよな。んと、3年B組。俺らの担任は「はい、ちゅうもーく」とかやんねーけどな。…って誰がきんぱちだっての。…んだよ、ノリわりーな。(某学園ドラマのモノマネを織り交ぜるも反応がイマイチな新聞部員にやや不満そうに唇を尖らせるもさも気にする様子もなく切り替えたようにインタビューを続ける。)テニス部の天才プレーヤーといえばこ の俺、丸井ブン太くんだろぃ?俺がテニス部だって知らない奴いんの?まぁ、いーけど。ちなみに委員会は入ってねーよ。こんなもんでどーよ?他に質問あればドーゾ。この俺がなんでもかんでも答えてやんよ。ほら次々。(と、急かすように矢継ぎ早に質問を促しては、次の質問を待った。)
ホテルのバイキングに行くこと!(趣味と聞かれれば即答を。明快な丸井の性格上、この手のインタビューに対しても自らが楽しもうとする姿勢は平生となんら変わらない。)最近はすっげーシャレオツなバイキングとかも増えててよー。イチゴ尽くしのとかチョコレート菓子とか。まぁ、神奈川県内だけじゃなく、関東近辺のホテルバイキングの事ならこの俺に聞くといいぜぃ!(なんて胸を張った姿勢は自信に満ち満ちているようで。)って、こんな話してたら腹減ってきたんだけど。…お前なんか食いモンもってねーの?(そういって相手を覗き込む姿も平生のもので。腹が減ったと誰かに食べの物を強請るのも珍しくなく、その返答次第で気分が変わるのも、日常茶飯事だ。)は?なんもねーの?ン だよ。こんな体力使わせるインタビューさせといて食いモンのお礼もねーの?(と、不満を隠す様子もなく唇を尖らせて見せた。)
それ答えたら何か食いモンくれんの?(ジトリと不満を孕む眼を新聞部員にへと送りながらも、)彼女はいませーん。ど?安心しただろぃ?は?別にってンだよ、それ?ノリ悪くね?新聞部ってちっと地味っぽいから、もっとウェーイってテンション上げてかねーとキノコ生えんぞ?(場を盛り上げようと発した冗句も些か不発に終われば、八つ当たりの矛先は目の前の部員達だ。悪びれる様子もなく意地の悪い言葉を重ねた。)好みのタイプまで吐かせるなんてこりゃ、新聞部に特大ホールケーキ請求しねーと割りに合わねーよな。(ブツブツと企むような表情は悪戯を思いついた子供の様に眼に光を孕ませ、)ま、特別に答えてやるか!で、なんだっけ?そそ!好みのタイプだっけか?そりゃー決まって ンだろぃ!物くれる子!食べ物だと尚よし!…っておいおい!食い意地張ってるってメモしてんなよっ!今ノートにコッソリ書いたろ!俺は目もすげー良いんだかんな!丸見えだっての!(気を取り直して次の質問にへと進もうとする新聞部員に抗議の声を挙げつつも促されるまま次の質問を待とうか。)
やっぱ体育祭といえば俺!俺といえば体育祭みたいなトコあんじゃん?あんだよ。いーの、俺がそう決めたんだから!あるって言ったらあんだよ!(終始、この冗句を交えたやり取りは変わらない。それでも、インタビューに答える丸井は楽しげに解答を重ねていった。)いや、でもさガチで結構楽しみなんだわ、俺。何が楽しみって勿論パン食い競争だな!パン食い競争なら俺10回は出られる!まぁ、欲を言えばあんパンとカスタードパンが交互に出てくれたら文句なし!(なんて、やはり最後まで食い意地の張ってる男だという評価を薄れさせない。呆れ半分驚き半分の新聞の顔色を気にする様子もなく続けた。)そんでもって勿論優勝!ちなみに、去年も一昨年も俺の大活躍で優勝してっし、3年連続優 勝目指してるぜぃ!(得意げに口角をニッと吊り上げて拳を握って親指を立てた。大袈裟な冗句を交えても胸に宿る闘志は確かに熱く燃えているようだ。)
オツカレ。次回の新聞は俺の独占表紙ってことだなー。めちゃくちゃ良い新聞になること間違いなしだな!こりゃ、再版しねーと初版だけじゃ在庫切れんぞ!(なんて、本気か否か分からない冗句で締めた。とはいえは、本人は冗句での発言ではないだろうけれど。それでも、丸井の普段の明快な明るさが手助けし、笑いが生まれるのが不幸中の幸いか。)そんじゃ、俺は行くな。(と、新聞部に背を向けてからヒラヒラと振り返らぬまま手を振った。暫し歩を進めたのち、「あー。腹減った。」と平生の如く空腹を訴える丸井がいたけれど、足取りは妙に軽そうだった。)